対人恐怖症?人と話すのが苦手!社会に適応できない人が増えている
インターネットが発達し、遠隔地の人とコミュニケーションをとることも容易になりました。
一昔前であれば、海を隔てた国外の人と話すためには海外通話や郵便が主な手段で、その費用に頭を悩ませなければいけませんでした。特に海外通話は非常に料金が高く、たかだか数十分おしゃべりしただけで数万円の請求が届くことも珍しくありませんでした。
日本国内でも、インターネットや通話は決して一律というわけではなかったです。使っただけ料金が必要になることが原則で、インターネットが普通のお宅で使うことができるようになった当初は、よく料金体系を理解せずに使ってしまい、月あたり数十万円という請求が届き通信会社に「これはどういうこと!?」と大慌ての問い合わせがあったりしたものです。
海外、そして日本国内問わず無料サービスすらある。スカイプやツイッター、フェイスブックなどはその最たる例かもしれないですね。パソコンがワードプロセッサだった頃からかたかたと文章を打っているような人間にとっては、本当にコミュニケーションを取りやすい時代になったものだなとびっくりしてしまいます。
最近は執筆の仕事やデザインの仕事なども、在宅で簡単にできてしまいます。編集やクライアントとの打ち合わせもスカイプ越しにできてしまいます。どこかのファストフード店のスマイル0円ではありませんが、コミュニケーション0円がまさに今の時代なのではないでしょうか。
しかし、コミュニケーションにお金がかからなくなった反面、コミュニケーションを苦手としている人も増えているとか。
対人恐怖症や対話が苦手という人だけでなく、パソコンの画面上では饒舌(じょうぜつ)なのに面と向かって話そうとすると何を話していいか戸惑う人もたくさんいるという話です。ネット上のコミュニケーションだけに慣れてしまい、直接の対話が苦手というのも困りもの。なぜなら、この世で最も原始的な0円のコミュニケーションは面と向かっての会話に他ならないからです。しかし苦手な人に「頑張ってみて」と言っても、苦手なものは苦手でしょうし、かえってプレッシャーになってしまうかもしれません。それはそれで困りものです。しかし、仕事をする上、そして生活をする上では、やはり人との面と向かったコミュニケーションは重要です。
ですが、ご安心ください。
色々な業界では、直接担当と面と向かって話さなければいけないというシステムをどんどん改良しています。コミュニケーションが苦手という人に対してだけでなく、時間のない人、遠隔地の人もサービスを受けられるようにとの企業努力ですね。金融サービスではカードローンなどは、テレビ窓口を設置している金融機関もあります。また、多くの金融機関でメール相談も可能ですので、コミュニケーションが苦手という人は、そういった相談窓口を活用してみるのがいいかもしれないですね。