浪費グセがある人は要注意!あの有名俳優でさえ破産寸前らしい…
毎回お馴染みの法律の豆知識です。
現在は認知症の家族のために活用する人の多い後見制度ですが、少し前までは浪費家も対象でした。例えば浪費家の家族に対し「このままでは借金で大変なことになってしまう!」「本人がまったく考えて金を使わず浪費が酷い!」「家族が財布の紐をきっちり締めるようにしなければ!」という場合は、浪費家に対しても後見制度を使うことができる可能性があったのです。当時はまだ現在とは違い、成年後見制度や補佐制度、補助制度という名前ではなく「禁治産者」という規定でした。名前が変更され、法律の中身も変わり、浪費家であるという理由だけでは後見をつけることはできなくなってしまいました。
家族にとっても、そして金融機関にとっても、浪費家は悩みの種であることに違いありません。
家族にとっては借金を重ねる困った人であり、金融機関にとっては貸したお金を返してくれない困った人です。中には必死に返済しようと頑張る人もいます。銀行や消費者金融からお金を借りると借りた額だけでなく金利相当の利息がプラスされます。結果的に借りた額より多く返すことになりますから、借金を重ねれば重ねるほど損は増えます。
自由に使えるお金があれば借金に振り回されることはないだろうと考えるかもしれませんが、ジョニー・デップのようなお金持ちでも多重債務の危機という報道があるくらいですから、お金があれば借金に振り回されなくていいというわけではないようです。
かえってお金を持っているからこそ借入額も莫大になってしまうかもしれないと考えると、いざ借金となった時はその人の資産と借入は比例してしまうのかも知れないですね。
世の中お金の問題ほど難しい話もないかもしれません。お金は時に人生を壊し、政治を破綻させ、良好だった人間関係にすら血の雨を降らせます。
お金は本当に難しいものですが、諸々の困りごとの解決方法は非常にシンプルです。
借りたなら返済し、貯蓄がないなら貯める。
ね?シンプルですよね。そのシンプルな答えをどうやって実行するかがまさにお金は難しいというべき点なのではないでしょうか。
返済に困ったら、借りたお金をまとめてしまうことも可能です。おまとめローンという名前を耳にしたことはありませんか。
借りたお金をまとめてしまえば、その分だけ金利が低くなり、手数料や利子を抑える効果があるのです。
借りたなら返す。そのために使える方法として覚えておきたいものです。もちろん、後見制度とは違い制度を活用できる人に制限が設けられているわけではありませんから、気軽に銀行の窓口に相談しどれくらいお得になるか試算してもらうのがいいですね。