24時間営業無休が当たり前だったファミレス。今後の変化に注目!
二月末からついにプレミアムフライデーがはじまりました。
プレミアムフライデーとは、月末の金曜日は十五時で仕事を切り上げ、個人消費に繋げようという試みです。早く仕事を切り上げてもらえば、その分だけ飲みに行ったり、買い物をしたり、映画を見たりと、個人消費に繋がっていくだろうという理由で経済産業省と日本経済団体連合会の呼びかけにより創設に至りました。
まだ始まったばかりの試みですから、具体的に個人消費が上がるかは誰にもわかりません。個人消費を上げたければそもそも給与を上げ、残業をなくし、しっかりと有給を消費できるようにするのが一番のような気がします。皆さんはいかが思われますか?
とにかく早く仕事が終わることは、働き過ぎのきらいがある日本人にとってはそれだけで良いことだという意見もあるかもしれません。反対に、こんな制度を作るより残業問題や有休問題などをしっかりやってくれ!他の施策に逃げるな!という意見もあるかもしれないですね。働き方にはフリーランスなどの多様性が生まれていますが、お休みの取り方についてはまだまだ多様性とまではいかないようです。難しい問題ですね。
もう一つ難しい問題として考えなければいけないのは、プレミアムフライデーを満喫できる職種は限られていること。
緊急性のある職種はもちろんプレミアムさを満喫することはできません。体調が悪くて病院の救急窓口に行ったら「今日はプレミアムフライデーだから」と診療を断られたら大変なことになります。また、消防や警察も、プレミアムフライデーを満喫することはできないことでしょう。本当にお疲れ様ですと頭の下がる思いです。
同じく頭の下がる思いを抱くのはサービス業に従事する方々。消費を上げようと思っても、お店の店員さんが帰宅してしまっては消費しようがありません。二十四時間営業が当たり前だったファミレスにも営業時間の変化が見られる中、サービス業は他の人が早上がりを満喫している時にもとにかくサービス業と割り切らなければならないのでしょうか。気の毒な気がしますね。
「業」という漢字は仕事などの業種という意味でもありますが、人のカルマをも意味する漢字です。カルマとは「悪行」や「善い行い」など、つまりそのまま人の「業」のことです。プレミアムフライデーで消費を拡大して日本を元気にしよう!という裏側に、サービス業はどうなるのという問題が潜んでいるあたり、社会の業といいますか、日本社会の仕組みの業といいますか、簡単に解決できないものを感じずにいられません。全ての業種が一律にお休みしてのびのびできればいいのですが、じゃあガスや水道、電気などのインフラはどうなるの?という話になってしまうため、それもなかなか難しいかもしれないですね。
ちなみに二十四時間営業でプレミアムフライデーが通用しないものに金融機関があります。金融機関で仕事をしている人ではなく、内部サービスにおいてプレミアムフライデーなしの二十四時間営業ということです。
ATMのトラブルやカード紛失などは「営業時間外だから待って」「今日は月末の金曜日だから帰るね!」と対応を先送りにしてはいけない問題です。同じく、ローンも二十四時間何時でも申し込み可能で、それこそプレミアムフライデーの資金に使うこともできます。
・土日でも借りられるカードローン会社について紹介します。
最もローンはローンの種類により審査時間がかかり、即日とはいかないことがあります。来月のプレミアムフライデーのためにも資金計画はお早めに。