節約&金融サイトを運営する人の日々の思い&苦悩ブログ

金融サイトを運営するにあたり苦悩などをかいています。

自分の意見をはっきり主張する。それって簡単そうで難しいこと

金融機関の窓口でお客さんの応対をしていると、なかなか自分の意見をはっきり言わないお客さんがいらっしゃることに気がつきます。どんな金融商品を求めているのか、何を望んでいるのかわからないと応対のしようがないので、金融機関側も困ってしまうことがあります。しかし、通帳の作成や口座の開設に対してははっきり物を言うので、まったく意見や希望を言わないという硬派なお客さんというわけでもなさそう?これってどういうこと?と不思議に思って考えてみたことがあります。

 

答えは意外と簡単に出ました。

自分の知っていることに対しては、はきはきと意見なり希望なりを伝えることができるのですが、金融商品は専門用語も多く、自分の希望や意見を伝えたくてもどのように伝えたらいいのかわからないのです。皆さんにはこんなことはありませんか?

 

ざっくりした希望や、やりたいこと、お願いしたいこと、自分の意見はあるのに、専門的な知識がないから上手く伝えられない。これってとってももどかしいですよね。意見を伝えるには適切な用語の意味や知識が必要なこともあります。行員にどう言ったら上手く伝わるのか、お客さんも一生懸命考えてくださっていたのでしょう。

 

一昔前であれば、窓口でお客さんが「ああじゃなくて」「こうじゃなくて」と意見を伝え難い様子が見受けられれば、何とか色々なパンフレットやメモを用意して必死に聞き取りをしたものですが、最近はタブレット一つで「こちらの商品でしょうか」と確認してもらえば済むことです。意見を伝えること、受け取ること、ニーズを引き出すこと、全て格段に便利になったと感じます。

 

しかし、タブレット一つで解決できる「自分の意見や要望を伝えること」ができた反面、時代を問わずはっきり言い難いことも。

金融機関で借り入れたカードローンなどの各種ローンで返済に困った場合に放置してしまうと、最終的に督促状が届いたり、担保にした自宅などの不動産が競売に付されたりといった結果になります。

・こちらの記事からカードローン会社の連絡を無視してはいけない理由が分かります。

wakaru-cardloan.jp

返済に困ったら金融機関に相談すれば対策の取りようはあるのですが、「返済を待っていただけませんか」「実は返済が苦しくて」という話は、時代問わずはっきり言い難いものです。

 

しかし、「言い難い」「困った」を放置してしまうと、それこそ最悪の結果を招いてしまいます。最悪の結果とは強制執行や競売のことです。

言い難くても思い切って相談してもらえれば、ローン返済の見直しをすることもできます。返済金額を変更することだって可能です。金融機関側にとっては「言い難い話でしょうが、よく思い切ってご相談してくださいましたね」という話ですので、そこは気にせず、最悪の結果を招く前に勇気をもって相談してくださいね。意外と「あら、すんなり話がついちゃった」ということもありますから、言い難いことでも自分の意見をはっきり主張することは、そう悪いことではないはずですよ。