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暗殺ってマジ?さすがにちょっと怖い話。本当のところどうなんだろう

日本の相続は死の瞬間と定められています。誰かが亡くなってそれから手続きすることが相続ではなく、誰かが亡くなった瞬間、勝手にその人の財産が遺産として相続人に相続されているという特徴があります。誰かが亡くなるまで推定相続人(おそらく相続人になると推定される人)も、亡くなった瞬間に相続人として確定するというわけです。

 

人が亡くなるのは一瞬ということも珍しくありません。亡くなった瞬間を知らなくても、何時の間にか勝手に財産が相続されているわけです。職場で仕事をしている時に家族が亡くなったら、取引先と電話しているまさにその時に遺産相続をしてしまっている可能性もあるわけです。何だか不思議な話ですね。

 

この相続の瞬間は民法という法律の882条に定められています。しかしこれはあくまで日本の法律が定めた相続であり、他に国ではそれぞれの国の歴史や事情に合わせて別の相続制度が定められています。


つい先日、金正男氏の暗殺ニュースでクローズアップされたマレーシアも同じで、特有の日本とは異なる相続制度を採用しています。

news.yahoo.co.jp

日本では民法882条で死の瞬間に相続が発生すると定められており、その後に相続放棄をするか、限定承認をするか、遺産分割協議をするか決めて手続きを進めます。対してマレーシアは人が亡くなったら裁判所で清算してもらい、清算後の遺産を相続人が受け取るという制度になっています。プロベートという手続きです。この手続きはかなり長い時間がかかり、場合によっては一年くらいを見る必要があるとか。日本の相続税の納税期限が10カ月ですから、日本の相続税の納税に間に合わないことがあるという問題がたまに起こるようです。日本は日本、マレーシアはマレーシアですが、それぞれの国で違った制度を採用していて面白いですよね。

 

話は変わりますが、日本における相続の対象になる遺産は、預金、不動産、株や債券といった有価証券だけでなく、負債も対象になります。負債とは主に借金や未払いの税金、未払いの医療費などです。

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まさに負の遺産です。もちろん故人がカードローンで借り入れをしていると、「カードローンは特別!」というわけではありませんから、相続の対象になります。きちんと返済計画を考えずに借りてしまうと、子供や配偶者の負の遺産になってしまうわけです。

 

世の中、目の前に迫った問題をどう解決するかで頭がいっぱいで、なかなか相続のことまで考えて借り入れをする人はいないことでしょう。ですが、便利であっても、やはり利用は計画的にしたいですよね。