節約&金融サイトを運営する人の日々の思い&苦悩ブログ

金融サイトを運営するにあたり苦悩などをかいています。

自分の好きなことを仕事にしたい!夢の自営業を実現するために必要なこと

趣味に没頭している時間はあっという間です。自分の好きなことをしていると、気がつくとびっくりするくらいの時間が過ぎていることがあります。けれど反対に仕事時間は長く感じるもの。どうせなら楽しく、そして時間もあっという間に過ぎる趣味の分野でお金を稼ぐことはできないだろうか?と夢見る人は決して少なくないことでしょう。

 

しかし、自分の好きなことは、あくまで趣味であるからこそ楽しめるのではないでしょうか。趣味を仕事にした途端、今まで大好きだったはずのことが急に大嫌いになってしまうかもしれません。

 

例えばマラソンが好きな人でも、フルタイム労働としてマラソンをしたいと考えるでしょうか。釣りが好きな人が生活費のために魚を釣るとなると、当然ですが自分の好きな釣具で楽しみを追求するのではなく、いかに魚を獲ってお金を稼ぐかの方に思考がシフトしてしまうはず。こうなってしまうともう好きなことではありませんよね。もう、趣味欄に「釣り」と記載すべきではなく、職業欄に「漁師」と書くような話です。そして、「好きなことを楽しませてくれ」ではなく「金をくれ」の世界です。

 

好きなことで稼げたらいいなと、テレビで好きなことをして稼いでいる人を見ると羨ましく思うかもしれません。しかし、好きなことで稼ぐことはとても厳しいことです。

 

一般的に金融機関やクレジットカード会社は個人事業主にはとても厳しいです。税務署だって厳しいのです。


個人事業主は会社員のように給料がありませんから、安定収入がないという面でローン審査では不利です。クレジットカードを作成する時も、個人事業主はやはり審査が厳しくなる傾向にあります。税務署だって所得隠しがないか、申告時にきっちりチェックされます。

 

特に辛いのはローンの借り入れ審査で、事業資金をローンで捻出しようとしても、個人事業主は審査が厳しいという壁が立ちはだかる上に申し込むことのできるローンの種類も変わってきます。カードローンは事業用資金での借り入れはNGという金融機関もありますし、それじゃあと事業者ローンに申し込んでも、開業間もない個人事業主に金融機関はやはり厳しいです。

wakaru-cardloan.jp

結果を出したいから事業資金を借りたいのに、事業資金を借りたければまずは個人事業で結果を出せと言います。自分の好きなことを仕事にすると、お金の借り入れの面でも「金をくれ」の世界です。

 

ところで。1990年代に放送された『家なき子』というドラマがあります。主演はまだ幼かった安達祐実さんで、とても有名な言葉が登場したことでも知られるドラマです。「同情するなら金をくれ」という言葉を耳にしたことはありませんか?安達祐実さんの魂のこもったセリフはとても印象的でした。

 

趣味を仕事にするなら「仕事としてするなら金をくれ」「生活するなら金をくれ」という話になります。また、金融サービスにおいても「事業資金にするから金をくれ」という話になります。自分の好きを仕事にして成功することはとても素敵なことです。しかし、成功の前には各種の「金をくれ」という現実の荒波があることを忘れてはいけないのです。