節約&金融サイトを運営する人の日々の思い&苦悩ブログ

金融サイトを運営するにあたり苦悩などをかいています。

消費者金融&銀行のCMがむちゃくちゃな理由を考える

消費者金融カードローンのCMがよくわからない

 

テレビを見ていると、必ずといっていいほど、消費者金融のCMや、銀行カードローンのCMが目につきますよね。

カードローンという言葉でやんわり表現されていますが、あれはようするに借金です。

 

なぜカードローンのCMが増えているのか?生活が苦しい国民が増えているのか?実はバブル期のころから、カードローンはサラ金と呼ばれて、盛んに活動していました。売上は今のほうが高いですので、生活が苦しい人が増えている、というのはあるのかもしれません。

 

ですが、それにしてもカードローンのCMはむちゃくちゃですよね。

イメージ先行で何がいいたいのかがいまいちわからない。

大人気の奇跡の美魔女、永作博美さんを起用したアコムのCMなど、なにやら社会人部活サークルのようなところに永作さんがでかけて、なぜか「はじめてのアコム」と歌うという。なぜアコムなのか?因果関係がいまいちわからないですよね。

 

アイフルバナナマンのCMにしてみても、なぜマラソンをしているのかも謎です。マラソンにはお金がかからないですよね。特別な日に頑張っている人に、というメッセージなのでしょうか。

 

モビットも、車でさっそうと乗り付けるなど、かなりイケイケなCMをしていますが、カードローンとの関連は不明。

 

いまいちよくわからないのが、消費者金融カードローンのCMだという感想です。

 

銀行カードローンは、消費者金融の倍のCM本数

 

朝日新聞の調査によると、銀行カードローンのCMはさらにすごいことになっているようです。三菱東京UFJ銀行三井住友銀行新生銀行などの、カードローンのCMを頻繁に行っている銀行は、アイフルアコム、プロミス、モビット消費者金融よりも、CMの本数が倍だそうです。

 

消費者金融の場合は、貸金業法でCMの数が制限されています。一社あたり月間100本以下のCMしか流せないのですよね、時間帯も朝の7時~9時、午後5時~10時のファミリーでだんらんしてテレビを見てみる時間帯のCMは禁止になっています。

消費者金融のCM、テレビでもっと頻繁に見るような気がするのは、私が深夜番組ばかり観ているからかな?それともしかしたら、金融サイトの管理人であることも関係しているのかもしれません。出勤、通学前やゴールデンタイムは消費者金融のCMって流れてないんですね。

 

一方の、銀行は、午後5時から9時までは流せないのですが、それ以外の時間なら、CM流してOK。さらに本数を制限する法律もないので、流し放題になっている様子です。

それであんなに、銀行カードローンのCMも見かけるのですね。

 

個人的には、またあの三菱東京UFJ銀行は、CM全体がカードローンの説明になっているのでいいと思います。でも、三井住友銀行のCMなんかは、イメージCMになっちゃってて、よくわかりません。

 

法律にしばられて、一体何がいいたいのか伝わってこないのですよね。

とにかく認知が大事ってことでしょうか。

 

過剰な貸付を懸念?!

 

最近、また過剰貸付が問題となりつつあります。

しかも、今回は消費者金融ではなく、銀行カードローン。

銀行カードローンって、銀行にとっても実入りのいい収入源なんですよ。

だからどこの銀行も、カードローンをプッシュしているわけです。

 

ですが、まずはカードローンの認知ではなくリテラシーが大事だと思うんです。

たとえば会社経営をおこなうとき。サラリーマンのうちに銀行カードローンや消費者金融のカードを作っておいて、いつでもキャッシングできるようにしておけば、会社設立直後の資金繰りを乗り切ることもできます。

 

急ぎでお金を借りることもできますし、借りて、返すを繰り返していけば、枠も広がっていきます。そうすれば、より多くの金額を借りることができます。

キャッシュフローを改善するのに最適なのです。

会社経営の初期の資金繰りを、カードローンで乗り切ったことのある経営者は非常に多いのです。初期のうちは銀行もお金を貸してくれませんので、カードローンで乗り切ることになります。

会社員のうちにカードローンを作っておくことは、一種の金融リテラシーです。先輩経営者が、新米経営者に指南することもあります。

 

そういったアドバイスなしに、ただ困ったら借りましょう、では、借金が増える一方です。

カードローンは、金融リテラシーを持っているのと持っていないのとでは、返し方も大幅に異なってきます。たとえば、月3万円が返済可能な場合。

月々3万円をそのままカードローンで返済していくのと、月々15,000円をカードローンの返済にまわして、残りの15,000円を貯金して、1年後にまとめて18万円繰り上げ返すのでは、返済のスピードも大きく違います。

このように、金融リテラシーを持っているか持っていないかで、同じ額をカードローンに費やすのでも、大きく違ってくるのです。

 

そのため、できれば銀行には、社会的使命として世間の金融リテラシーを高めるようなCMを発行してほしいですね。なかなか15秒、30秒では、難しいかもしれませんが、銀行の社会的役割を考えると、ただ無制限に貸し出すのではなく、リテラシーを高める方向に動いてほしいですね。

まあ、そのかわり、私ががんばっていこうかと思いますので、よろしくお願いします。