節約&金融サイトを運営する人の日々の思い&苦悩ブログ

金融サイトを運営するにあたり苦悩などをかいています。

貸金業法を受けての今後

街を歩くと、あちこちに綺麗な電飾が飾られているシーズンになりました。

綺麗だなと思いながら見ていると、電飾の間に銀行のポスターや旗が目立ちます。

銀行にもクリスマス商戦があるの?なんてよく見てみると、旗やポスターに書かれた内容は、カードローンやキャッシングの宣伝でした。

クリスマスプレゼント用にお金を借りませんか?ということでしょうか。


確かに物入りの季節ではありますが、あからさまに「お金を借りてください!」とアピールされると、ちょっとびっくりしてしまいますよね。

季節柄というだけでなく、本当に銀行のカードローンやキャッシングの宣伝が増えたなと感じます。そしてふと、銀行はこんなに派手にカードローンやキャッシングのアピールをしていたかな?昔はどうだったかな?と不思議に思うことがあります。

 

銀行の主力商品といえば何といっても住宅ローンです。

しかし、もちろん住宅ローンをおススメしてはいるのですが、最近は妙にカードローンやキャッシングに力を入れているなと感じるのです。銀行の窓口に足を運んでも、こういった商品のチラシが一枚や二枚置いてあります。

どうしてこんなに銀行はスピード感のある少額融資系のサービスをおススメするようになったのかなと考えるとこの流れは貸金業法の関係かもしれないなと思い当たりました。

貸金業法については私の運営しているサイトでも詳しく紹介しています。

wakaru-cardloan.jp

 

貸金業法は企業がお客さんにお金を貸し過ぎなと共に企業とお客さんのお金の貸し借りを定めた法律です。また、総量規制について定めてあるのもこの貸金業法です。


総量規制があるため、消費者金融はどうしてもお客さんの年収の三分の一までしかお金を貸すことができません。一昔前は住宅ローンなどの高額を貸し付けるサービスは銀行、比較的少ない金額をスピーディに借りるなら消費者金融という印象があったものですが、この総量規制がどうしても消費者金融のネックになっているような気がします。

お金を貸すのがお仕事だけど、意外に貸すことのできない人も多いのだよねという感じです。


対して銀行は総量規制の対象外ですから、カードローンやキャッシングをアピールしてどんどんお客さんを増やすことができます。

消費者金融に足を運んだら「総量規制の関係で貸せません」と断られたとしても、銀行なら関係ありませんものね。確かに審査はありますが、申し込みの段階で駄目と言われることと、一応は審査してもらえるということは印象として大違いです。

銀行側は消費者金融の領分だったところにどんどん入ってきているのかなという気がしますね。
最近では一つの銀行でも、カードローンは貸し方や返済の仕方でいくつもの種類をしていることが多いです。

 

ひとえにお客さんのニーズによるものでしょうけれど……。

これだからチラシやポスタ―が増えてきているなあと思ってしまいます。

銀行側はどんどんサービス内容を充実させています。今後もきっと少額融資系のサービスは消費者金融に負けないくらいバンバン打ち出してくるでしょう。
これから先の未来も、銀行側の少額スピード融資系のサービスのチラシやポスターを目にする機会がどんどん増えてゆくのかもしれませんね。

また貸金業法が変われば話しは別でしょうけども。。。