今の日本に必要なこと!本当に必要な人に必要なことが提供されること
「需要」と「供給」という言葉があります。経済を語る上で使われることの多い用語ではありますが、今日においては一般的によく使われる言葉ではないでしょうか。
需要とはつまり「欲しい人、必要としている人がたくさんいる」という状態で、供給とは「欲している人の手元に渡る」ということです。需要と供給のバランスがとれていればいいのですが、どちらかが偏ってしまうことによって問題が生じます。
例えば需要のバランスが崩れて、年内に日本で消費されるキャベツの二倍の量が収穫されたとします。そうすると毎日毎日キャベツばかり食べていられませんから、需要のないキャベツが余ってしまい、結果的にキャベツが安売りされることになります。安売りワゴンに大量のキャベツという状況ですね。お店では需要のない在庫過多の商品がよくワゴンに積まれて処分品として売られていますよね。需要を超える品物があふれてしまうと、まさにそのような状況になります。
では供給のバランスが崩れてしまうとどうなるかというと、こちらも簡単に想像がつくことでしょう。供給のバランスが崩れると、物を欲している人に行き渡らない状況になりますから、品物が値上がりします。キャベツであれば例年よりぐんと高くなり、揚げ物の付け合わせのためにキャベツを購入するのがとても辛くなります。
台風で畑に被害を受けたというニュースの後に今年は農作物が高いというニュースが恒例のように放映されるのは、まさに供給のバランスが崩れてしまうからです。また、ネットが一般的になった現代においては、供給のバランスが崩れるとそこに目をつけた転売屋がチケットやグッズを購入し高値で販売するという状況も起きるようです。転売は度々問題になっていますよね。まさに需要供給バランスの崩れに目をつけた稼ぎ方といえるでしょう。
ここまでは生活や経済の話です。なるほど、と気楽に聞いていられる話ですね。
需要と供給のバランスの崩れは何もグッズや食品だけでなく、命に関わるサービスにおいても問題になっています。
深刻な問題としては救急車。救急車をタクシー代わりに利用する人が出て問題になっています。本当に必要としている人のところにサービスが回らなければ例え救急車があっても供給のバランスは崩れます。Aさんがタクシー代わりに使ったせいでBさんに救急車が回らず亡くなってしまったということになったら大問題です。実際に救急車のトラブルは起きています。
・こちらから実際に救急車トラブルでおきた事件記事を紹介します。
金融機関のサービスも同じで、需要があるからサービスを提供していますが、サービスには限りがあります。一人、二人が軽い気持ちでカードローンを借り入れたからといって金融機関の資金が底をつくわけではありませんが、需要と供給という視点で見てみるのも興味深いかもしれないですよ。
なお、カードローンは銀行だけの需要と供給で見るのではなく、自分の収支における需要と供給のバランスもよく考えて借り入れてくださいね。返済の残ったカードローンは、ワゴンセールで売りさばこうとしても誰も買わないですよ?